室内温度を保つための手段として「断熱シート」は有効です。
断熱シートを窓に貼れば、冬は暖かく、夏は涼しい状態に部屋を保てます。
さらに冷暖房の消費電力を抑える効果もあり、メリットばかりです。
断熱シートはどれを買えばいい?
お忙しい人のために、先に結論を書いておきます。
断熱シートは様々な店舗で販売されており、どれを買えば良いか迷ってしまいますが、100均は確実にコスパが高いです。(理由は下に詳しく書いています。)
また、安っぽいデザインを避けたい人はネットショップがお勧めです。価格は100均と比較して高いですが、デザイン性の良い商品が揃っています。
動画でも紹介しています
100円ショップの断熱シートがお勧めである理由
断熱シートを窓に貼ることで、冷気や暖気をシャットダウンする効果がありますが、『高価な断熱シート=断熱効果が高い』ではありません。
実は、高価な断熱シートとプチプチで比べてみると断熱効果の差はほぼないという結果もあります。
梱包材用のプチプチでも高価な断熱シートと同程度の断熱効果があるのです。(断熱効果の詳細説明は一番下の方に記載してます。)
なので、単純に部屋の温度を保ちたいだけであれば、プチプチを断熱シートとして使うのがコスパ最強といえます。余っても梱包材て使用できますし、購入しておいて損することはないでしょう。
ですが以下のような人もいると思います。
「プチプチだと厚くて窓が開かない!」
「プチプチは見栄えが・・」
そのような方には、下記の水で貼り付け可能な100均の断熱シートがおすすめです。
下記ではさまざまな100均の断熱シートを紹介しますので、参考にして下さい。
100均断熱シートの種類
ここからは、100均で販売されている断熱シートを紹介します。さまざまな種類の断熱シートが販売されていますので、ぜひ一度100円ショップへ足を運んでみるのも良いと思います。
水で貼付けできる断熱シート
こちらは、100円ショップで販売されている水で貼付けできる断熱シートです。
水で貼り付けできるタイプでとても簡単に貼り付けることができます。
↓窓に水を吹きかけます
↓窓に断熱シートを貼り付けます
↓空気が入らないように貼り付けます
とても簡単に貼り付けることができます。
おしゃれなプチプチの断熱シート
物はプチプチですが、イラストが描かれていますので見栄えが良いです。
また、プチプチの凸凹面にフィルムを重ねてあります。凸凹がなくなるので、見栄えも良いですね。
大きいサイズの断熱シート
ダイソーでみつけたのですが、サイズが大きくて水で貼り付けられる断熱シートも販売されています。
プチプチの凹凸面にフィルムが重ねてあるので見栄えも良く、プチプチが潰れにくいです。
サイズは90cm×180cmとビッグサイズで、一軒家の大きな窓にも対応できる点がグッド!
断熱シートと合わせて買っておくべきもの
夏はバルコニーシェード、ウインドオーニング、アルミシートで暑さを凌ごう
暑い夏にも断熱シートは有効ですが、バルコニーシェードやウインドオーニングを併用すれば暑い夏を快適に過ごすことができます。
↓セリアで販売されているバルコーニーシェードとウインドオーニングです。
また、断熱シートの代わりにアルミシートを使用すれば太陽光を効率よく遮断することもできます。
上記のツールもうまく組み合わせて使用してみてください。
そのほかにも暑い夏を乗り切るお勧めグッズを紹介していますので参考にしてください。
↓暑い夏を乗り切るお勧めグッズを紹介してます
冬は結露吸収シートも購入するのがベスト
100円ショップの断熱シートを購入したら、一緒に結露吸収シートも購入することをお勧めします。窓の下側に貼れば結露を吸収してくれる優れものです。
結露吸収シートも100円ショップで販売していますので試して見てください。
↓寒い冬を乗り切る防寒アイテムをまとめました
隙間風を防ぎたいなら「すきま風防止シート」
窓ガラス貼るのではなく、窓全体を断熱シートで覆うことで隙間風をシャットダウンすることができる「すきま風防止シート」は優れものです。
↓実際に使ってみた感想はこちら
↓すきま風防止シート以外にも、カーテンの断熱シートもあります。
床が冷たいならジョイントマット
ジョイントマットは床からの冷気を遮断してくれるのでとてもお勧めです。厚みがあるのでカーペットを敷くよりも断熱効果が高いです。
ジョイントマットは100円ショップ以外にもニトリやネットショップでも安く買えますので下の記事を参考にしてください。
(おまけ)100円ショップに行くのが面倒、ネットショップで買いたい!という人向けの断熱シート
断熱シートは100円ショップで購入するのがお勧めではありますが、100円ショップに行く時間がない人もいると思います。
そのような人には下で紹介している断熱シートが安くておすすめです。
皆さんも断熱シートを活用して暑い夏と寒い冬を乗り切ってください!
(おまけ)値段の高い断熱シートを購入しても効果が得られるわけでは無い理由について
補足説明になりますが、高価な断熱シートを購入したからといって、高い効果が得られるわけではありません。
断熱シートは様々な商品が販売されていますが100円ショップの安いシートやプチプチでも十分に断熱効果を得ることができます。
少しだけ難しい話かも知れませんが、詳細を書いておきます。
断熱シートに重要なのは材質と厚み
断熱シートは主にポリエチレンが主流です。
なぜポリエチレンなのか?それは「熱が伝わりにくい」材料であるからです。
部屋の温度を維持するには熱が伝わりにくいポリエチレンが効果的なのです。
そして、ビニール袋のなどにも使われるポリエチレンは、非常に低コストで製造が可能なので安く販売することができます。
100円ショップの断熱シートやプチプチでも十分に断熱効果が得られます。
断熱シートで商品の特徴を出すには、貼りやすさやデザイン性に力を入れるしかないんだね。
プチプチでも効果がある理由
材質には「熱伝導率」という熱の伝わりやすさを表す指標があります。
熱伝導率が大きいほど熱を伝えやすくなり、熱伝導率が大きいと室内の熱が逃げていき、室外の熱が室内に伝わってきます。
熱伝導率の大きさは、
ガラス > ポリエチレン > 空気
です。
空気はガラスやポリエチレンよりも熱が伝わりにくいのです。
もともと断熱シートは低密度のポリエチレンを使用しています。その理由は低密度の方が熱伝導率がちいさいからです。「低密度=気体を多く含んでいる」ということになります。
簡単に言うと、空気をたくさん含んだポリエチレンの方が断熱効果が高くなります。
上の図にあるように、プチプチはポリエチレンの中に空気が入っているだけです。空気のたくさん入ったポリエチレンなので断熱効果は高いのです。
太陽光を遮断したいならアルミシート
上ではポリエチレンを紹介しましたが、太陽の光がたくさん入って暑い!という方は光の反射率が高いアルミシートを使用することをお勧めします。
ただし、アルミシートの弱点は冬場です。
熱伝導率が高いので外の熱が室内に伝わりやすく、室内の熱が外に逃げやすくなります。また太陽の光も入ってきません。
そんなアルミシートの弱点を回避した商品も販売されています。夏は太陽光が入らない。冬は熱が外に逃げにくくなっています。
プチプチは厚みがあるので、窓の開閉時に引っかかってしまう場合があります。